( ^ω^)「おいすーだお」
lw´‐ _‐ノv「おう浦島ブーン。おいすー」
絢爛豪華、きらびやか、その室内にごろごろと寛いでいたシュー姫は、
先ほど別れを告げたブーンに気安く挨拶をし……がばりと起き上がった。
lw;´‐ _‐ノv「……なぜお前ここにいる!? あれは?箱は?」
( ^ω^)「結び目が硬すぎて開けられなかったから通行人にあげたお」
lw;´‐ _‐ノv「なんと……ではどうやってここに戻ってきた?」
( ^ω^)「亀をしばき倒したらもっかい連れてきてくれたおー」
ニコニコと語るブーンの後ろには、なるほど顔面を赤く腫らした亀、ドクオが転がっていた。
ひくひくと息も絶え絶え泳いできたのであろう彼に、心の中で敬礼をする。……どうか安らかに。
lw´‐ _‐ノv「というかな、帰るといったり戻ってきたり、お前は何がしたいのだ」
( ^ω^)「じゃあ結婚しよう」
lw´*‐ _‐ノv「なんと」
ぽ、と顔を赤らめたシュー姫、竜宮の全てを取り仕切る身とはいえ生娘である。
やはり甘い言葉には弱いものだ。もぢもぢと身をよって、ブーンを横目でちらり見る。
ブーンはというとそんな乙女の心の機敏になど興味もなさそうに、
「ご飯まだー?」などと強請っていたりする。
lw´*‐ _‐ノv「……では、私がご飯を作って差し上げよう……『あなた』」
(*^ω^)「新妻ktkr!」
実はシュー姫、竜宮では名の知れた「料理ベタ」であるのだが……、そんなことを知る由も無く、
ブーンはただこれまでの贅沢暮らしができるものと思い込んで、嬉しそうに笑った。
お題
・竜宮城
タイトルがなかったのでそれっぽいのをこちらでつけました
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