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2024/11/26 05:25 |
('A`)はルーデル伝説になったようです

    プロローグ


     目の前にあるのは、ドイツ軍カラーのJu87急降下爆撃機。
     そして、それに乗り込もうとするのは、

    (#'A`)「ブーン!さっさと来い!出るぞ!」

    (#^ω^)「ま、まってくださいお!まだ怪我が完全に……」

     左に義足をつけ、体全体に包帯やら男が、もう一人の男を引っ張っている。
     まそその引っ張られている男も、体中に包帯やらガーゼやらがまるでミイラのごとく巻きつけられていて、所々血が滲んでいる。
     が、義足の男はそんなことはお構いなしに包帯男を引っ張ってJu87へと乗り込む。


    (#'A`)「目の前に敵がいるんだ!これをぶっこわさねーといけねーだろうが!」

    (#^ω^)「その前に怪我を治すことが先だお!」

    (#'A`)「知るか!」

     それでも手際よく搭乗準備を終えると、整備兵が口を開くよりも早く滑走路に行き、軍医が彼らの存在が消えているのに気づくより早く、彼らは空中へと飛び立った。



     そして戦闘地帯へつくと、味方の戦闘機が戦車を1つ破壊する間に3つの戦車を破壊し、味方の飛行隊が爆弾をすべて使い終える前に敵戦車15両を破壊し、味方が「あぁドクオが来たのか」と気付く前にさっさと空域を去っていった。


     これが、爆撃王といわれ、スターリンを不眠症へ追いやり、軍から唯一「黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章」というふざけた名前の勲章を授与させられたドクオの、普通の一日だ。
     そう、これが彼の「普通」なのである




    *足

     ズダダダダッ!
     敵戦闘機の20mmが、ドクオ達の乗るJu87のコックピットを舐めるように打ち抜く。

    ('A`)「グッ……」
     ドクオが苦痛に表情をしかめる。
     そして、恐る恐る足もとを見ると、左の膝の下が、消えてなくなっており、その消えたところには20mmのせいで空いた穴から見える下の風景だけが写っていた。

    ('A`)「…………」
    ('A`)「まずいなブーン、足をやられた。なくなってる」

    ( ^ω^)「?」
     後方座席で背中合わせに座りながら機銃を撃っていたブーンは、その手を止めて言った。



    ( ^ω^)「そんなことはないでしょう。足が吹っ飛んだら、話なんかしていられるもんですか」



    ('A`)「…………」
    ('∀`)「ですよねーwwwwwwwwwwwwwwwww」

     その後、帰還したブーンがドクオの足を見て白目を向けてぶっ倒れたのは有名な話だ。




    *男泣き


    (;A;)「くそっ……くそっ……」

     ドクオは泣いていた。
     ベットに横たわっていた彼の左足は、膝からしたがなくなっている。
     それを見た、一人の見舞い客がその姿を見ながら思った。

    川 ゚ -゚)(……彼も、片足を失って悲しいんだろうな……)

    川 ゚ -゚)「どんまいだ。片足を失っても生きていけるさ」

    (;A;)「……違う」

    川 ゚ -゚)「え?」

    (;A;)「足はまだ一本残っているからどうでもいい。ソ連の戦車をしばらく撃破出来ないのが悔しい」

    川;゚ -゚)「あ、あぁ……そうなのか」

    川 ゚ -゚)(こいつ、本当に人間か……?)




    *誰が


    ('A`)「……」

    (#´∀`)「これはどういうことですか!?また勝手に病院を抜け出して!」
     ドクオの担当軍医が、ドクオを前にこっぴどくしかりつけている。
     ちなみに、彼の左足には彼特注の義足がついている。

    ('A`)「……何故ばれたし」

    (#´∀`)「上から報告が来てるんですよ!」
     軍医であるモナーは言った。



    (#´∀`)「この前の戦闘で、誰が破壊したか分からない戦車が多すぎたんですよ!

          こんな量を一人で破壊できる人なんて貴方しかいないんですよ!」



    ('A`)「……」
    ('A`)「だって、ソ連が憎いのだ」

    (#´∀`)「いいかげんにしてください!」





    *勲章

    (,,゚Д゚)「今は飛行任務しなくていいから頼むから地上任務についてくれ、頼むから」
    ('A`)「 だ が 断 る 」
    (,,゚Д゚)「…………」

         *     *     *
     ある日
    (,,゚Д゚)「……どうしようか。ドクオに与える勲章がないじゃないか」
    (,,゚Д゚)「……まあ、作ればいいか」

         *     *     *

    (,,゚Д゚)「ドクオ、君にこの黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章を与えよう」

    ('A`)「…………」


    ('A`)「もう二度と私に地上勤務をしろと言わないのならば、その勲章を受け取りましょう」


    (,;゚Д゚)「……あぁ、約束しよう」

    (,;゚Д゚)(本当は飛行任務に出て死んで欲しくないんだが……むぅ)





    *自重しろ


    ('A`)「仲間助けるぞ!」

     戦場に着陸し、仲間を助けるのはいいがエンスト発生。
     敵地のど真ん中に取り残される。

    ('A`)「川渡るぞ!川!」

     部下と共に川を渡る。一人がおぼれる。

    (#'A`)「ぐわっ、敵だ!」

     敵歩兵にSMGを撃たれ肩を負傷する。

    ('A`)「軍用犬だ!隠れるぞ!」

     数百人体制の警戒網を一人で突破する。部下は行方不明。

    ('A`)「うおっ、民家だ!」

     途中にあった民家の老夫婦と意気投合し一晩過ごす。
     そしてぼろぼろの状態で基地へと徒歩でたどり着く。
     そのありさまは、「まるでゾンビのような姿だった」と語り継がれている。

    ('A`)「帰国?だがことわr(ry」

     本部からの帰国入院指示を無視、肩を負傷したまま中隊ごとルーマニアへと赴く。

    ('A`)「……軍医?イラネ」

     後方から派遣された軍医を無視し、また愛機のJu87を駆り戦車をぶっ壊す。

    ('A`)「肩の傷なんか問題じゃねえ、俺は敵攻撃に行く」

     そんなドクオの体は普通であれば全知1ヶ月以上の大怪我です本当にありg(ry


     その際の戦果は、敵戦車隊の4分の1を破壊し、仲間には、
    「最後の出撃のときは、目を皿のようにしなければならなかった」
    「どこにも戦車の姿は見えない」
     翌朝の明け方の偵察では、
    「すべてが静かに、まるで死んだように見える」とさえ言わせた。


     自重しろ。つか休め。



    #ギャグ物なんて書けません。
     すべてノンフクション、事実です。
     存在がネタだけにこれ以上手を加えられませんサーセン。
     つかネタってレベルじゃねーぞ。チートだろ。
         了



    お題
    ・全盛期のルーデル伝説



元ネタ
http://www.zenseiki.com/index.php?%CE%F2%BB%CB%2F%A5%EB%A1%BC%A5%C7%A5%EB

タイトルがなかったのでそれっぽいのをこちらでつけました
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2008/06/16 23:14 | Comments(0) | TrackBack() | 総合短編

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