( ^ω^)二人の美しい愛のようですξ*゚⊿゚)ξ
ベーコンの焼ける香ばしい匂いが鼻を擽る。
うん、これぐらいで良いだろう。
じゅうじゅうと音をたてるそれを皿に移していると、
美味しそうな匂いを嗅ぎ付けてか、愛しい人の足音が近付くのが聞こえた。
ξ-⊿゚)ξ「おはよ~」
( ^ω^)「おはおー」
僕には彼女がいる。それも美人の、だ。
美人の尺度というものは、得てして個人差があるものだが、
多分十人集めた中の九人は必ず彼女を美人だと称するだろう。
僕のような醜男のどこが良かったのかというのは甚だ疑問だが、
まあそれは良しとしよう。
( ^ω^)「そういや、ツンは今日仕事あるお?弁当作るお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「わあ!ありがと。ブーンのお弁当美味しいのよねー」
だがしかし、玉に瑕とはこのことか。
彼女は料理が駄目だった。
卵を茹でれば爆発し、パンを焼けば火事になる。もう、これは一種の才能かもしれない。
幸い手先の器用な僕は、日々彼女に料理を作ってやっている。
近頃ではそれも楽しみの一つだ。
( ^ω^)「んじゃ、どんなのが良いかお?今日は暇だし何でも作るお!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ご飯とパンの弁当!」
( ^ω^)
ξ*゚⊿゚)ξ「ご飯とパンの弁当!」
( ^ω^)「栄養偏りすぎだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「ライス&ブレッドの弁当」
( ^ω^)「いや、英語で言われても」
ξ゚⊿゚)ξ「ブレッド&ライス」
( ^ω^)「知らねーよ」
/ξ゚⊿゚)ξ\ティウンティウン
( ^ω^)「なんだと」
何と言うことだろう。僕の愛する彼女はティウンティウンしてしまった。
こんなことならライス&ブレッドの弁当くらい作ってやればよかったのに。
( ;ω;)「おお~ん」
後悔の念に襲われる。でも、もう彼女は戻って来ない。
ふと、彼女の食べかけの皿が目に入る。
( ;ω^)「あ…ベーコン…」
( ^ω^)パク
( ^ω^)「ベーコンうめえwwww」
( ^ω^)パクパク
( ^ω^)「ベーコンマジうめえwwww」
( ゜ω゜)ウッ
/( ゜ω゜)\ティウンティウン
なんということだろう。僕もベーコンの食べ過ぎでティウンティウンしてしまった。
( ^ω^)「これでやっとツンに会えるお」
こうして二人の美しい愛は終わりを迎えたのだった。
~fin~
お題
・ライス&ブレッドの弁当
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