時刻は深夜0時過ぎ
現在25歳で日々無気力にバイトをこなし生活をしているドクオ
ピーン・ポーン
彼の家に一つの音が響いた
こんな遅い時間になんなんだと思いつつもドクオはドアを開けた
('A`) 「誰だよ、コンナ時間に・・・」
从 ゚∀从「毎度ー、幸せ配達人でーす。さっさと印鑑おして受領しやがって下さい」
从 ゚∀从は幸せ配達人のようです
('A`) 「なんだ、テメーは?いきなり人んち入ってきて、何が幸せ配達人だ。コンナ時間に客が来た時点で幸せじゃねーぞ!」
从 ゚∀从「そんな事言わずに、さっさと印鑑押しやがれ。」
('A`) 「うっせーな。取りあえずハイヨ。ってテメー荷物持ってねーじゃないか」
从 ゚∀从「だから幸せ配達人です。オメーの願いを叶えてやるのが、幸せ配達人だ」
('A`) 「はいはい、そーですか。なら、とっとと帰ってくれ。そして俺に静かに寝させてくれ。それが俺の幸せだ」
从 ゚∀从「そんな願いで良いのかよ。チャチな奴だな。っま、取りあえずそれがお前の幸せならそれで良いぞ。後悔してもしらねーぞ、じゃーな」
ガチャ
嵐のようにやってきた配達人(笑)は文字通り暴れるだけ暴れて去っていった
('A`) 「さて、寝るか」
・・・
・・・・・
ピーン・ポーン
('A`) 「・・・幸せ叶ってねーじゃねーかよ」
ドクオは願いが叶うなどとは信じてはなかったが、この程度の願いすら叶わない事に神を呪った
从 ゚∀从「やっぱり、お前後悔してるだろうと思って帰ってきてやったぞ。さぁ、何だお前の幸せをかなえてやろう」
('A`) 「俺は今願いが叶うとこだった。そこにお前がやってきたせいで、願いが崩れた。お前むしろ、不幸配達人だろ・・・」
从 ゚∀从「HaHaHa。愛の伝道者・ハッピー宅急便と呼ばれるハイン様がそんなわけないだろう・・・JK」
('A`) 「どーでも良いけど、お前をそう呼んでるやつセンス無いな・・・」
从 ゚∀从「私が自分で呼んでるだけだ。」
('A`) 「なお、悪いな・・・ホントに幸せ配達人というなら・・・b、俺を静かに寝させてくれ。それが願いだ。」
ドクオは一瞬何かを言おうとしたのを止め、結局睡眠をさせてくれと言い切った
从 ゚∀从「ホントにそれで良いんだな。なら、静かに寝させてやるよ。オマケも付けといてやる」
アーラッヨット
ハインは、思い切り腕を振り上げ、ドクオを殴りつけた
('A`) 「チョwwwwwwwwwwwなに・・・すんd・・・」
从 ゚∀从「では、よい夢を~~~~~」
日は登り翌朝
('A`) 「昨日のあれはなんなんだ・・・頭にコブ出来てるとか立派に傷害罪だろ・・・」
うーまれーてくーるあーさとー
ドクオの鳴らない電話が、珍しく着信を告げる
( ^ω^)『ドクオか?ブーンだお。久々に皆で会って飲み会するお。ドクオも来るお』
('A`) 「メンドクセ」
( ^ω^)『そんな事言わずに来るお。クーやツンも一緒だお。』
ξ゚⊿゚)ξ 『ドクオ?引きこもってたら体腐るわよ?ただでさえアンタ、体細いんだから』
ブーンの声が急に活発そうな女性の声に変わる
こいつは、ツンだったか、とかドクオは思っていると
川 ゚ -゚)『ドクオか?君もたまには外でて体を動かした方が良いぞ。どうせバイト行ってくるくらいしか体動かしてないんだろう』
また、声が変わった
こいつは、クーだったかな・・・
昔から大人びた感じの奴だったが、今は年相応に聞こえるな
とか、どーでも良い事を考えながら聞いていた
('A`) 「うっせーよ。行くから、グダグダ言ってくれるな」
川 ゚ -゚)『そーか、分かった。なら、ブーンに戻すぞ』
( ^ω^)『なら、今日の7時、新宿の海峡って言う居酒屋に来るお』
('A`) 「場所しんねーよ」
( ^ω^)『ググレ』
('A`) 「やっぱ俺いかねーわ」
( ^ω^)『冗談だお。新宿東口を出てアー行ってコー行ってポンだ。分かったかお』
('A`) 「あー、何となくだが分かった。取りあえず7時だな」
( ^ω^)『待ってるお』
ガチャン
('A`) 「あいつらと会うのも1年ぶりかな・・・どーせ対して変わって無いんだろうな」
独白するドクオの口元は、嬉しさからか笑いをかくしきれず、ニヤニヤしていた
何だかんだ言っても、ドクオはブーンたち4人と過ごした毎日は楽しかったのだ
('A`) 「昨日のあいつはホントに幸せを持ってきたのか?」
昨晩ドクオが言おうとして飲み込んだ言葉
ブーンたちと、会って馬鹿騒ぎしたい
実際に飲み会が約束された。1年ぶりに会って騒ぎにならないわけがない・・・
('A`) 「はは、まさかな」
ドクオは自分の妄想を振り払った
('A`) 「願いがコー簡単に叶うなら何個も言っておけば良かったぜ。さってそろそろ出かけるか」
ピーン・ポーン
('A`) 「はいはい、っと」
ガチャ
从 ゚∀从「後悔しても遅いっていっただろ。じゃーな!」
('A`) 「・・・ホントあいつなんなんだよ」
('A`) 「でもあんなのが居るってのを、少しは信じてみるのも良いk・・・」
独白している最中にドクオの意識はブラックアウトした
わたーしーにかーえりなさーい
('A`) 「・・・ん」
うまーれーるまーえにー
('A`) 「・・・あぁ。そーゆーことか。結局全部夢って事かよ」
ドクオは独白しつつ携帯のアラームを止めた
カタン
ボストに物が投函された音。ドクオが下がりきったテンションのまま、ポストへ行き、投函されたものを取り出した
('A`) 「ん?手紙か?」
从 ゚∀从
ぐっすり寝たいって言う願い叶えてやったぞ
オマケで良い夢見れただろ?
そして、言ったよな
後悔してももう遅いってね
('A`) 「あぁ、所詮こんなもんだよな・・・」
終わり
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