回覧注意(ちょいグロ)
か~ごめ か~ご~め~
籠の中の鳥は~
い~つ い~つ出や~る
夜明けの晩に~
鶴と亀と滑った
後ろの正面だあれ?
唄が聞こえる……
誰が歌っているんだろうか?
いや、きっと俺の幻聴に違いない。
だって、こんな所で聞こえるはずがないのだから―――
('A`)戦場で唄うようですlw´‐ _‐ノv
(#'A`)「うおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ぱららら……
無数の銃弾を目の前の人間に浴びせる。
人はたったそれだけの行為で身動きしなくなるのだ。
(;'A`)「はぁ…、はぁ…」
肩で息をする。
もう何時間もその行為をし続けた。
いや、何年も……
仕方ない。
仕方ない。
仕方ない。
仕方ない。
自分に言い聞かせる。
国のために。
国のために。
国のために。
国のために。
何度も繰り返し言い聞かせる。
俺は正直甘いのかもしれない。
俺は未だに敵兵士を殺すことに慣れていないのだから。
仲間を躊躇いもなく殺した敵。
俺も躊躇いなく殺さなければならない。
さぁ、休憩はおしまいだ。
銃を構えて、
トリガーを引く。
ただそれだけの行為。
ぱららら……
機関銃が鳴り響く。
木の陰に、茂みに隠れている人間。
全員殺す。
躊躇うな。
躊躇うな。
躊躇うな。
躊躇うな。
あはははは……
笑いがこみ上げる。
みんな死ぬんだ。
俺の所為で。
みんな、みんな、みんな―――
体が軽く感じる。
今まで俺はただ銃を撃っているだけとしか思っていなかったが
それは間違いだったんだ。
俺は今踊っている。
殺人と言う名のダンスショーだ。
疲れなんて全く感じない。
全てが吹っ切れたからだ。
銃を撃つことがこんなに楽しいだなんて!!
かちゃり。
乾いた金属音が銃の弾切れを告げる。
(; A )「あ……あ……」
狂気は恐怖へと変わる。
恐怖は目の前に迫った死を見据えている。
パン
今まで俺を踊らせていたそれとは違う単調な音が響いた。
<ヽ`∀´>「これで最後ニダか?」
「はい、その様です」
<ヽ`∀´>「ったく、雑魚ごときが手こずらせよって……」
「隊長の飽和攻撃が見事成功しましたね」
<#`∀´>「これのどこが成功ニダか?!
こいつの所為で貴重な兵が大量に減ってしまったニダ!!」
「隊長!こいつの死体をどうしましょう?」
<ヽ`∀´>「ん?このまま捨てていいんじゃないニダか?」
「しかし、この国には死体を蘇らせることができるという怪しげな妖術があると聞きます」
<ヽ`∀´>「死体を蘇らせるだぁ?馬鹿を言ってんじゃないニダ!!」
「そ、そうですよね……」
か~ごめ か~ごめ
<ヽ`∀´>「あん?」
籠の中の鳥は
「だ、誰だ?!」
い~つ いつ 出会う
<ヽ`∀´>「な、何で生きてるニダか?!」
夜明けの晩に
( A )「あ……あ……」
鶴と亀がす~べった
「撃て!撃てえええええ!!!!!!!」
後ろの正面だあれ?
『ぎゃああああああ!!!!!!!』
くすくす
「隊長!!!銃が効きません!??」
<ヽ`∀´>「ば、化け物ニダ……
榴散弾だ!!榴散弾を発射させるニダ!!」
( A )「あ……あ……」
<ヽ`∀´>「死に去らせ!!!!」
(* ∀ )「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!」
<ヽ`∀´>「よ、避けただと?!ならここならどうだ!!」
lw´‐ _‐ノv「愚かなり」
―――――――
気を狂わせた敵の兵士は機関銃を乱射させながら私共の敷地に侵入してきました
敵の銃はすぐに弾切れを起こしたので、その間に眉間に一発打ち込みました
敵はもちろん即死でした
それが敵国の最後の兵だとわかったので私達は緊張を解き他愛もない冗談で笑いあいました
ところがその時、唄が聞こえてきたのです
それは我が国の勝利を称える歌ではなく敵の国のわらべ唄でした
そして、その唄と共に先ほど死んだ敵兵が動き出したのです
しかしそれはまるで傀儡のごとくに奇怪な動きをし
化け物の如く私達に襲い掛かりました
その化け物に銃は通じず
私達はただ一方的に殺されるだけでした
隊長は榴散弾を使うことを命令しました
たった一人の人間のためにです
しかし弾が無数に当たっても化け物は奇怪に踊り続けていました
隊長はとうとう気が狂ったのか化け物に接近し
榴散弾を零距離というところで発射させました
化け物には無数の穴が開きましたが
それでも踊りを続けていました
私の意識はここで薄れてきます
恐らくいつの間にか化け物から攻撃をもらったのでしょう
意識がなくなる前に私は見てしまいました
化け物の体を弄り操っていた少女の姿を――――
おわり
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