( ^ω^)「……ツン?」
起きたらもう、時刻は朝の9時を回ったところだった。僕の横、ベッドに横たわるツン。
僕の愛するツン。嗚呼、なんて美しい。
透き通るような青白い肌。綺麗で、まるで金糸のような頭髪。
僕は、彼女の全てが好き。
( ^ω^)は巻き戻すようです。
・・・?
( ^ω^)「可笑しいお……」
何かが可笑しい。
なんだ?
なんなんだ?
どこが可笑しいんだろう?
( ^ω^)「……ツンが、動かない?」
そうだ、それだ
僕の名前を呼んでくれない。僕に喋りかけてくれない。
僕に触ってくれない。
可笑しい、可笑しいよ。ねえ、ツン。
……ツン?
( ^ω^)「ツン…ねえ、ツン……」
起こそうと揺すっても、反応がない。
まだ、寝ているの?ねえ、ツンったら。
僕は少し考えたあとにそうだ、と思いつき
ベッドに横たわるツンに顔を近付け、口付けた。
( ^ω^)「ツンは白雪姫様だお!僕のキスで目が覚めるんだお!」
そして、ニコニコと笑ってみた。
……おかしいなあ。
いつもだったら、怒るのに。そして、照れながらもキスを返してくれるのに。今日は起きてくれない。
( ^ω^)「……あれ?これ、なんだお?」
彼女の手首、腕にある、傷。
…よく見れば、彼女は所々赤く染まっていた。
( ^ω^)「……」
顔をもう一度近付ける。
息は、していなかった。
( ^ω^)「…死んで、るのかお?」
僕は、以外にも冷静だった。
いや、むしろ喜んでいた。
誰がやったかは知らないが、これでツンは一生僕だけのものじゃあないか。
狂っているのかなあ、そう考えたが僕の頬は何故か緩んでいた。
( ^ω^)「ツン…大好きだお…」
こんな姿になってもまだ綺麗だなんて。
( ^ω^)「 …お!?」
――――― が ち ゃ ん
( ゚ω゚)「ああ、ああう……うあ、」
痛い。痛い……
痛い!痛い!痛い痛い!!
「 やめて!ブーン、いや、やぁぁああああ゙あ゙!!ぁ……」
( ゚ω゚)「ツン!!」
叫び声とともに、何か、金属で頭を殴られたような感覚が、走った。
ガリガリガリ...
とても大きく
脳内に響き渡る音がする。
それとともに、目の前がだんだんと暗くなる。
目の前が徐々に明るくなり、セピア色の薄暗い雰囲気になった。
声が、聞こえてくる。
――――‐‐‐‐‐
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、もうやめてよ!!」
なんでだお!僕は君の恋人だお!
部屋にいれてくれお!
ξ゚⊿゚)ξ「……もう、半年も前に、別れたじゃない…やめてよ!」
僕はまだ好きなんだお!
別れる気持ちなんて、全くないんだお!
ξ゚⊿゚)ξ「……気持ち、悪いのよ!このピザ!アタシはあんたなんか嫌いだったのよ!!」
ああ、蘇る。
( ゚ω゚)「ツン…ツン……あああ……」
ガリガリガリ...
また、テープのように、脳内で再生されて行く。
頭がガンガンと痛んで行く。
―――――‐‐‐‐‐
怒る僕。
必死にドアを押さえる君。ドアを無理矢理押し、中へと入る僕。
逃げる君。
( ^ω^)「……嫌いなんて、嘘だおね?…怒ってないから!今、今なら許してあげるお…」
風呂場へと逃げる君
そんなとこ、逃げ場がないだろうに。
ξ;⊿;)ξ「…来ないで…来ないでよお……あんたなんか…大っ嫌い!!」
…――― ぷ つ ん 。
嫌い?大嫌い?
ツンが、僕のことを?
…あは、酷いお、ツン。そんなの、嘘だとしても。
…酷いお。
( ω )「酷い、お…」
僕は、ポケットへと手を入れた。
ツンが怯えている
また目の前が暗闇に侵される
――― ぶ つ ん っ …
目の前がいきなり明るくなった。
( ^ω^)「…あ、あは‥あはは…」
はっ、とする
頭が混乱して言葉が出なかった。
でも、ようやく理解したんだ。
( ^ω^)「……僕が、やったの、かお?」
ガリガリガリ...
巻き戻る、最後の記憶。
―――――‐‐‐‐‐
( ゚ω゚)「 ってめえ、殺してやるおおお!!! 」
振りかざした手に
キラリと何かが光った。最後に見えたものは・・・・・
END
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K.さん見てにまにましてます^^嬉しいです。