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2024/11/26 05:49 |
( ^ω^)は巻き戻すようです。



    ( ^ω^)「……ツン?」

    起きたらもう、時刻は朝の9時を回ったところだった。僕の横、ベッドに横たわるツン。
    僕の愛するツン。嗚呼、なんて美しい。
    透き通るような青白い肌。綺麗で、まるで金糸のような頭髪。

    僕は、彼女の全てが好き。





    ( ^ω^)は巻き戻すようです。





    ・・・?

    ( ^ω^)「可笑しいお……」

    何かが可笑しい。
    なんだ?
    なんなんだ?
    どこが可笑しいんだろう?

    ( ^ω^)「……ツンが、動かない?」

    そうだ、それだ
    僕の名前を呼んでくれない。僕に喋りかけてくれない。
    僕に触ってくれない。

    可笑しい、可笑しいよ。ねえ、ツン。

    ……ツン?





    ( ^ω^)「ツン…ねえ、ツン……」

    起こそうと揺すっても、反応がない。
    まだ、寝ているの?ねえ、ツンったら。
    僕は少し考えたあとにそうだ、と思いつき
    ベッドに横たわるツンに顔を近付け、口付けた。

    ( ^ω^)「ツンは白雪姫様だお!僕のキスで目が覚めるんだお!」

    そして、ニコニコと笑ってみた。
    ……おかしいなあ。
    いつもだったら、怒るのに。そして、照れながらもキスを返してくれるのに。今日は起きてくれない。

    ( ^ω^)「……あれ?これ、なんだお?」




    彼女の手首、腕にある、傷。
    …よく見れば、彼女は所々赤く染まっていた。

    ( ^ω^)「……」

    顔をもう一度近付ける。
    息は、していなかった。




    ( ^ω^)「…死んで、るのかお?」

    僕は、以外にも冷静だった。
    いや、むしろ喜んでいた。

    誰がやったかは知らないが、これでツンは一生僕だけのものじゃあないか。
    狂っているのかなあ、そう考えたが僕の頬は何故か緩んでいた。

    ( ^ω^)「ツン…大好きだお…」

    こんな姿になってもまだ綺麗だなんて。

    ( ^ω^)「  …お!?」




    ――――― が ち ゃ ん






    ( ゚ω゚)「ああ、ああう……うあ、」

    痛い。痛い……
    痛い!痛い!痛い痛い!!


     「 やめて!ブーン、いや、やぁぁああああ゙あ゙!!ぁ……」


    ( ゚ω゚)「ツン!!」

    叫び声とともに、何か、金属で頭を殴られたような感覚が、走った。

       ガリガリガリ...

    とても大きく
    脳内に響き渡る音がする。
    それとともに、目の前がだんだんと暗くなる。




    目の前が徐々に明るくなり、セピア色の薄暗い雰囲気になった。

    声が、聞こえてくる。


    ――――‐‐‐‐‐


    ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、もうやめてよ!!」

    なんでだお!僕は君の恋人だお!
    部屋にいれてくれお!

    ξ゚⊿゚)ξ「……もう、半年も前に、別れたじゃない…やめてよ!」

    僕はまだ好きなんだお!
    別れる気持ちなんて、全くないんだお!

    ξ゚⊿゚)ξ「……気持ち、悪いのよ!このピザ!アタシはあんたなんか嫌いだったのよ!!」




    ああ、蘇る。

    ( ゚ω゚)「ツン…ツン……あああ……」


        ガリガリガリ...

    また、テープのように、脳内で再生されて行く。
    頭がガンガンと痛んで行く。

    ―――――‐‐‐‐‐

    怒る僕。
    必死にドアを押さえる君。ドアを無理矢理押し、中へと入る僕。
    逃げる君。

    ( ^ω^)「……嫌いなんて、嘘だおね?…怒ってないから!今、今なら許してあげるお…」

    風呂場へと逃げる君
    そんなとこ、逃げ場がないだろうに。





    ξ;⊿;)ξ「…来ないで…来ないでよお……あんたなんか…大っ嫌い!!」



       …――― ぷ つ ん 。


    嫌い?大嫌い?
    ツンが、僕のことを?
    …あは、酷いお、ツン。そんなの、嘘だとしても。
    …酷いお。

    (  ω )「酷い、お…」

    僕は、ポケットへと手を入れた。
    ツンが怯えている
    また目の前が暗闇に侵される



    ――― ぶ つ ん っ …

    目の前がいきなり明るくなった。





    ( ^ω^)「…あ、あは‥あはは…」

    はっ、とする
    頭が混乱して言葉が出なかった。
    でも、ようやく理解したんだ。

    ( ^ω^)「……僕が、やったの、かお?」



       ガリガリガリ...
    巻き戻る、最後の記憶。

    ―――――‐‐‐‐‐




    ( ゚ω゚)「 ってめえ、殺してやるおおお!!! 」


    振りかざした手に
    キラリと何かが光った。最後に見えたものは・・・・・

    END
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2008/06/13 23:04 | Comments(2) | TrackBack() | 総合短編

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コメント

まとめありがとうございました。いつもお疲れ様です。
K.さん見てにまにましてます^^嬉しいです。
posted by ななしさん at 2008/06/14 01:22 [ コメントを修正する ]
こちらこそありがとうございます
嬉しいと言ってもらえるのが一番ですからね
うちのサイトでよければ、いくらでもまとめますよ! そんでもってにまにましてww
これからも作品作り頑張って下さいね
posted by K. at 2008/06/14 07:01 [ コメントを修正する ]

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