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2017/10/17 10:47 |
川 ゚ー゚)ξ;゚⊿゚)ξ悪い子にはお仕置きしちゃうようです
回覧注意(百合的な意味で)

    ξ゚⊿゚)ξ「……凄いお弁当ね」

    川 ゚ -゚)「……だろう? ただ一応断じておくが、私の趣味ではないからな」

    クラスメイトの中でも飛び抜けて大人びて見えるクーだが、この時ばかりは、
    うんざりした口調でそう言った。昼休み、彼女と二人きりでやって来た屋上。
    そこで見た彼女のお弁当箱の中身は、あたしが今指摘した通りとても凄かった。

    まず強烈なのが、色つきのお米で描かれたI LOVE MY DAUGHTDRの文字。
    おかずにはたこさんウィンナーやらなんやら、お子様用メニュー? 終いにデザードにはうさちゃんリンゴときたものだ。

    川 ゚ -゚)「これは酷い。流石の私でもこれは引くわ」

    今日のお弁当は珍しく彼女の父自作のものらしい。
    ――奴は未だに私を幼児か何かと勘違いしている。いや、そんな妄想に浸っている、
    と、言った方が正しいかな。正直、娘として恥ずかしい。そう苦々しげに語るクー。

    実の父に対しなんと酷い言い様。まぁ、確かに十六のうら若き乙女のお弁当の中身を、
    この様な強烈なモノで彩るというのは、あたしも確かにどうかと思う。

    ξ゚ー゚)ξ「あら、でもいいじゃない。お父さん、きっとクーの事が大好きなのよww」

    だが苦々しい口調の彼女に、笑いを含んだ口調であたしは返答する。
    常に無表情な彼女の、今日のそのあからさまな嫌悪という態度は少々珍しい。
    それを見て不意に芽生えたちょっとした悪戯心。あたしは、ついつい彼女をからかってみたくなった。

    川 ゚ -゚)「よしてくれ。君も自分の身にふりかかれば、きっと勘弁願いたいだろうよ」

    やはり彼女にしては珍しい。その嫌がる様子が普段見慣れないだけになんとも面白い。
    あたしは先ほどと同じ調子で言葉を進めようとした。

    ξ゚ー゚)ξ「でも、そんなこと言ってしっかり食べてるじゃないww
          何だかんだでクーもお父さんのこと……」

    そこまで言った直後、あたしの視界が急激に転回した。

    ξ;゚⊿゚)ξ「きゃっ!」

    川 ゚ -゚)「……」

    あたしの目の前にはクーの顔がある。その背後には空が、太陽がある。
    地面を背後に、重力を背後に感じる。クーがあたしの上に居る。クーがあたしの身体を組み敷いている。
    あたしは彼女に押し倒されたことを、ここでやっと理解した。

    川 ゚ -゚)「ツン、ダメじゃないか。そんな風に他人を揶揄うのは、いけないことなんだぞ?」

    クーは真上からじっと変わらぬ表情であたしを見つめる。
    それはいつものクーの平然とした口調だが、そこからは何やら妙な迫力が伝わってきた。

    ξ;゚⊿゚)ξ「あぅ……ごめんなさい」

    怒っているのだろうか? 彼女の表情に変化がないので、いまいち判別がつかないが、
    もしそうだとしたら、彼女には悪いことをしたな。そう思い、あたしは珍しく素直に謝罪の言葉を口にした。
    だが――

    川 ゚ -゚)「ダメ、だな」

    謝罪は拒絶される。クーは変わらずじっとこちらを見つめ続ける。
    やはり相当怒っているのだろうか? どうしよう。このまま許して貰えないのは少々辛い。
    今まで彼女との間にこういったトラブルは殆んどなかった。だからこそ困惑。
    どう対処すればいいのかが解らず、あたしはつい彼女の真っ直ぐな眼差しから目を逸らし悩む。

    そうしていると、彼女がまた口を開いた。

    川 ゚ -゚)「ツン、君はいけない子だな。他人の恥ずかしい話を取り上げて、
         ましてや、それをネタに揶揄うなんて。本当にいけない子だ」

    ξ;゚⊿゚)ξ「うぅ……ごめんなさい」

    彼女からの視線、言葉が胸に突き刺さる。
    うぅ……でもちょっと揶揄ったくらいで何もそんなに言わなくても……。
    悪いのはあたしなのだが、クーとは違い子供っぽい思考のあたし。
    ついつい心の中で悪態を吐いてしまう。

    川 ゚ -゚)「……ツン」

    ξ;゚⊿゚)ξ「……」

    クーの顔がずいと接近してきた。
    あたしと彼女の間にもう距離は殆んどない。文字通りの目の前。
    少し動けば簡単に届いて触れてしまう、そんな至近距離。
    そして、クーが再度口を開く。

    川 ゚ -゚)「そんな悪い子のツンには――」

    川 ゚ー゚)「――お仕置きだな」

    一瞬、クーが笑った様に見えた。が、それも本当に一瞬。
    次の瞬間にはあたしにはまた別の衝撃が襲い、それを直ぐに忘れさせる。


    ――あたしと彼女の距離がゼロになった。


    その時、あたしの唇に触れたのは何か。
    温かい温もりを纏ったそれは何か。

    それがクーの唇だと気付くのに、あたしは多少の時間を有した。

    ξ///)ξ「ちょ……」

    そしてそれに気付いた途端、あたしの顔は火を吹いた。
    熱が込み上げてくる。羞恥により頬が熱く、顔が赤くなるのをあたしは感じた。

    川 ゚ー゚)「ふふ、顔がゆでダコみたいになってるぞ?」

    そう言って、クーは笑みを浮かべた。
    それは怒りなんて微塵も含んでいない恍惚の表情。
    成る程、これがお仕置きですか……。

    ξ///)ξ「……うぅ」

    ……ごめんなさい。揶揄ってすいませんでした。

    だがその後、クーはあたしが嫌がるのにも関わらず、
    「お仕置きだ」と称して何度も同じことをしてきた。


    お前、それただ接吻したいだけちゃうんかと。



    だがあたしに抵抗する術はなく、
    ただ彼女にそうされるがまま、今日の昼休みを終えるのだった。
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2008/06/10 01:13 | Comments(6) | TrackBack(0) | 総合短編

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コメント

揶揄うってなんて読むんだ?
posted by ななしさん at 2008/06/11 00:26 [ コメントを修正する ]
おっとグーグル先生が教えてくれたぜ
再変換の役立たずめ
posted by ななしさん at 2008/06/11 00:27 [ コメントを修正する ]
「からかう」とか「なるほど」なんかはひらがなでいいんじゃないかな?
posted by ななしさん at 2008/06/11 14:15 [ コメントを修正する ]
※1,2,3
なるだけ作者さんのをそのままにしておこうって思いましたが、読みが難しいのは直したほうがいいかも知れませんね
次回から注意してみます
posted by K. at 2008/06/12 05:34 [ コメントを修正する ]
いや、作品は極力そのままの方が良いと思う
posted by もこみち似 at 2008/06/17 01:26 [ コメントを修正する ]
今のところ、この作品意外には修正する所がないんだよね
強いてあげるならば、今度更新する予定の作品で
「梃子」と「暫く」があったんだが皆すらすらとよめるかね?
posted by K. at 2008/06/17 06:07 [ コメントを修正する ]

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