('A`)「…女欲しいなあ……」
都市伝説は、気付いたら蔓延している。
人から人へ、口から口に。
( ^ω^)「おっ?ドクオ、女ってなんだお?」
あなたが今日、何気なく話したホラ話が、明日には都市伝説になっているかもしれない。
お題:女、合コン、ラブホテルは都市伝説
('A`)「は? 何言ってんだ?」
俺は、今ブーンの言った事が理解出来ず、ブーンにそう聞き返した。
すると、ブーンはさも当たり前のように
( ^ω^)「女は都市伝説だおwまだドクオは信じてるのかお?」
と、俺に言葉を返した。
女が都市伝説?
('A`)「嘘だろ? 今度合コンにも行くって…」
信じられない。信じられるはずが無い。
ってかジョークだろ。
(;^ω^)「ちょwなんだおドクオ?それも都市伝説だろお?」
苦笑に困惑が混ざった複雑な顔をするブーン。
これは本当にジョークなのだろうか?
(;'A`)「じゃ、じゃあラブホとか…」
冷や汗が出る。
たががジョークなのに、たがが冗談なのに、額から、背筋から、体から、冷や汗が出る。
(;^ω^)「ドクオ?どうかしちゃったのかお?全部都市伝説の話じゃないかお……」
ブーンが完全に困惑した顔で俺を見てくる。心配の気持ちさえも、伺える。
ジョーク、冗談、は、違う?
都市、伝説?
('A`)「都市伝説…?」
その日の帰り道には、女が全くいなかった。
翌日、俺は憂鬱な気分で学校に向かった。
('A`)「……」
電車に揺られながら、ぼんやりと昨日の事を考えていた。
ブーンが狂ったのか?
俺が狂っていたのか?
昨日、帰り道に女がいなかったのは何故?
今日、未だに女を見かけないのは何故?
('A`)「わかんね…。……?」
気付いたら俺は、
学生達が、話をしている。
( ^ω^)「今日はドクオ、来ないのかおね?」
学生は、誰だか分からない男の話をしている。
(´・ω・`)「? …ブーン、ドクオって都市伝説の?」
学生達は、都市伝説の話をしている。
(;^ω^)「え?」
学生は、都市伝説の話をしていた。
明日は、ホラ話ではなく、あなたが都市伝説になっているかもしれない。
明日は、自分が、都市伝説として、語られるかもしれない。
おしまい
お題
・女、合コン、ラブホテルは都市伝説
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